【Salesforce:エラー回避方法お教えします!】Too many SOQL queries: 101を防ぐには

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【Salesforce:エラー回避方法お教えします!】Too many SOQL queries: 101を防ぐには
今回より本ブログにてSalesforceの設定での「コツ」をお伝えする、ワンポイントテクニックブログを開始いたします。
当社のSalesforce開発担当者として日々業務に携わる中で、「これは知っておいて損はないぞ!」というナレッジをお伝えしていきます。
Salesforce管理者として担当される方々の日々の業務のお役に立てましたら幸いです。

目次

■Too many SOQL queries: 101というエラーを見たことはありませんか?

私は一年程前、商談レコードの項目を更新するプロセスビルダーを実装後、DataLoaderでレコード一括登録した際にこちらのエラーに遭遇しました。

原因については、調べたところガバナ制限に抵触しており、クエリ要求のコール数が100を超えたため発生したエラーであることがすぐに判明しました。

ですが、DataLoaderでは一度に100件以上のレコードを登録・更新することはよくあり、回避する術が見つからないまま仕方なく、DataLoader利用時はプロセスビルダーを無効化する運用で回避していました。

DataLoaderで一度に登録する件数は100件までとして、複数回に分けて登録する、という案も試みましたが、例えば10,000件のレコードデータを登録する場合、CSVファイルを100個作成し、DataLoaderで登録作業を100回行う必要があり、あまりに現実的ではありませんでした。

ところが最近、DataLoader1回で処理するレコード単位を処理するレコードの件数を指定できることが判明し(プロセスビルダーを実装後1年程経過しましたが…)、簡単な設定だけでプロセスビルダーを無効化せず、DataLoaderで101件以上のデータを登録してもエラーを回避することが出来ました。

この「コツ」さえ設定しておけば、例え10,000件のレコードを登録する場合でも、登録作業は1回で実現できるようになります!

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DataLoader設定方法

「Settings」をクリック

「Batch size」に100を入力

この設定により、デフォルトで200件ずつ行っていたデータ処理が100件ずつ行われるように変更されたことになります。
これにより、クエリ要求のコール数は一回当たり100を超えなくなるため、「Too many SOQL queries: 101」というエラーが起こりにくくなる、という仕組みです。
もし、Batch sizeを100に変更してもエラーが発生する場合がございましたら、さらに小さいBatch size :50でお試しください。

今回お伝えしましたワンポイントテクニックで、同じエラーでお困りだった管理者様のお悩み解消につながりましたら、何よりもうれしく思います!

次回以降もワンポイントで解決できる「コツ」をお伝えしていきます。お楽しみに!!

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